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ADHD診断後、薬物治療に悩む親御さんへ
ブログ 2025年5月17日

ADHD診断後、薬物治療に悩む親御さんへ

崔然昇
崔然昇
代表院長
「これは病気だろうか、あるいは説明だろうか」

1. 診断を前に揺れる心

子供を育てていると、誰もが「もしかしてうちの子、ADHDなのかな?」という考えを抱くことがあります。散漫に見えたり、衝動的に話したり行動したり、集中ができないと言われると、親としてまず抱く感情は不安です。病院に行って検査を受け、医師から診断書をもらう瞬間、その感情は心配と混乱へと変わります。

「もううちの子は普通じゃないのだろうか?」「薬を飲ませるべきなのだろうか?」「本当にこれが必要なのだろうか?」

しかし、私たちがADHDという言葉を受け入れる上で本当に必要なのは、診断書よりもまず、その診断がどのようにして作られたのかという歴史と哲学を知ることなのかもしれません。

2. ADHDはいつから病気になったのか?

人が集中できないということは、昔からありました。1798年、イギリスの医師アレクサンダー・クリクトンは、散漫で一つの思考に長く留まることができない人々について記述しています。彼はこれを病気とは言いませんでした。ただ一つの気質、すなわち人の「性格的特徴」として受け止めていたのです。

1902年、ジョージ・フレデリック・スティールという小児科医が「正常な知能を持つものの、道徳的統制力が低い子供たち」について語り始め、ようやく私たちが現在ADHDと呼ぶ症状が病気の言葉として登場し始めます。しかし、決定的な変化は1937年に起こりました。アメリカの医師チャールズ・ブラッドリーは、子供たちの頭痛治療のためにベンゼドリン、すなわちアンフェタミンを使用しましたが、驚くべきことに子供たちが静かになり、集中力が向上したという結果が示されました。

つまり、薬物がまず効果を示し、その後に「この薬が効く病気が何かあるのだろう」という形でADHDという病気が「定義」されたのです。これは重要な転換点です。

「薬が先に作られ、その薬に合った病気が後から発明されたのではないか?」

実際にADHDという診断名は、1980年代になって初めて精神疾患の診断マニュアル(DSM)に本格的に登場します。注意欠陥(ADD)と多動性(H)の症状を一つにまとめてADHDという名前になったのは、1987年以降です。

3. 疾病か、規範の問題か?

この時点で、フランスの哲学者ミシェル・フーコーの話を思い出すことができます。フーコーは、医療とは単に病気を治すことではなく、社会の規範に反する行動を「疾病」と名付ける権力作用であると述べました。ADHDという診断が生まれた時期は、子供たちがますます長時間学校に座っていなければならず、産業社会において時間と規律、集中と効率が人間の価値基準となった時です。

そうだとすれば、ADHDは神経学的な疾患であると同時に、社会が定めた「正常性」に合致しない子供たちを分類する名称でもあります。これは病気の問題ではなく、社会の期待と子供の気質との間に生じたギャップである可能性があります。

4. 薬物は治療か、それとも調整か?

医師はADHDに対し、薬物治療を勧めることがあります。メチルフェニデートやアトモキセチンといった薬によって、子供の行動が落ち着き、集中力が向上するという報告も多くあります。しかし、私たちが考えるべきことはこれです。この薬は本当に「回復」を助けるのでしょうか?それとも「順応」を誘導するのでしょうか?

ほとんどの薬物は、ドーパミン回路の働きを抑制したり調整したりする方式です。つまり、子供の脳の発達そのものを導くのではなく、その日一日、教室の中で静かに座っていられるようにする道具である可能性があるということです。もしかしたら、これは炎症をなくす薬ではなく、痛みを一時的に忘れさせる鎮痛剤に近いものなのかもしれません。子供の発達を遅らせることはなくても、子供自身が内面で成長する機会を逃してしまう可能性はあります。

5. 重要なのは態度です — そしてその態度が子供の方向を変えます

ADHDと診断されたということは、子供に何か「故障」があるという意味ではありません。むしろ「この子は世間とは異なるやり方で機能している」というサインです。

そのサインを解釈し、それにどう反応するかを決定するのは、まさに親の役割です。薬物は場合によっては、子供に日常の快適さをもたらす道具となり得ます。しかし、それが全てではありません。漢方医学では、このような子供たちの状態を単なる「調整の失敗」とは見なしません。むしろ、子供の体内の生理リズムが乱れ、感情や動きの流れが調和をなしていない状態と理解します。

したがって、漢方医学的アプローチは、無条件に行動を抑制するよりも、精神と感情の安定、気血循環の調和、脳と体全体のリズムの回復を助け、子供の内面から発達の流れが自然に続くように促す治療です。

例えば、漢方薬は神経系の興奮を無条件に抑えるよりも、神経組織の自己回復力を支援したり、感覚過敏性による疲弊パターンを調整するのに用いられたりします。また、鍼治療は、子供が自覚していなかった身体感覚と情動のつながりを蘇らせる刺激となることもあります。

これは薬物のように「即効性のある変化」ではないかもしれませんが、自然な成長経路が妨げられないよう環境を整える治療だと言えます。そしてまさにこの点が、ADHDを持つ子供に最も欠如しがちな部分でもあります。

「正常」という言葉より先に思い出すべきこと

私たちは皆、社会の中で生きなければなりません。学校にも行かなければならないし、友達とも会わなければなりません。そのため、時には調整が必要であり、他者に迷惑をかけないバランスも求められます。しかし、そのバランスが子供の可能性と自律性を抑圧する形になってはなりません。

漢方医学的治療は、その子が生まれ持った気質を消し去るのではなく、その気質が人生に向かって自然に流れるように道を切り開く形で機能します。ADHDという名前は病気である可能性もありますし、単に私たちが理解しようとする枠組みである可能性もあります。しかし、親がその名前よりも子供自身をより長く、より深く見つめるならば、それが子供にとっては薬よりもさらに根本的な回復となることができます。

#ADHD #仁川ADHD

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崔然昇

崔然昇 代表院長

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