高度肥満の基準 — BMI指数から肥満診断、体脂肪分布まで
体重の数字を見て「私ももしかして肥満?」と不安になったことはありませんか。診察室で患者様とお話ししていると、単に体重が重いことよりも、自分が正確にどの段階にあり、なぜそれが危険なのかを疑問に思われる方が本当に多いです。

韓国人はなぜ肥満基準がより厳格なのでしょうか
一般的に肥満度を判定する際に最も多く使われる指標が体格指数(BMI)です。体重を身長の2乗で割った値で、体に蓄積された体脂肪量を簡便に推定できるため広く利用されています。しかし興味深いのは、この基準が国によって異なるということです。

大韓肥満学会の資料によると、韓国人の肥満診断基準はBMI 25kg/m²に設定されています。一方、米国などの西洋人は基準が30kg/m²とより高く設定されています。韓国人の基準が5kg/m²も低く設定されている理由は、まさに体質的な違いによるものです。
ソウル大学病院の権赫泰(クォン・ヒョクテ)教授は、韓国人と西洋人では体脂肪が過剰に蓄積されるタイミングと、それによる健康上のリスクの程度が異なると説明しています。つまり、西洋人よりも低いBMI数値であっても、体脂肪が危険なレベルで蓄積したり、健康問題を引き起こしたりする場合が多いということです。
単なる数字よりも体脂肪分布が重要な理由
肥満は単に体重が重い状態ではありません。肥満の辞書的な定義を見ると、体脂肪が過剰に蓄積されたり、本来あるべきではない場所に異常に蓄積したりすることで、さまざまな健康問題を引き起こす状態を指します。

そのため、専門家は体重そのものよりも体脂肪分布を重視することを強調しています。実際にBMI数値がそれほど高くなくても、特定の部位に脂肪が集中している場合は危険なことがあるからです。
ある研究結果によると、正常体重に比べ、肥満前段階(過体重)および肥満1段階(BMI 25〜29.9kg/m²)の場合、2型糖尿病の発症リスクが肥満前段階で最大1.55倍まで高まることが示されました。数値がわずかに基準を超えただけでも、私たちの体の代謝システムにはかなり大きな負担がかかることがわかります。
高度肥満に対する韓医院の視点
診察室でお会いする高度肥満の患者様の中には、「たくさん食べすぎてこうなりました」と自責される方が多くいらっしゃいます。しかし、私が考えるに、高度肥満は単に摂取量が多いことだけで起こる問題ではありません。
体のシステムが崩れた結果である場合の方が多いのです。遺伝的な要因はもちろん、現代人が抱える極度のストレス、睡眠不足、そしてインスリン抵抗性や内分泌疾患のような複合的な原因が絡み合っています。
単に食事を制限したり、闇雲に歩いたりするだけでは解決が難しいのはそのためです。体内の代謝機能がすでに低下しており、他人と同じ量を食べていても太りやすい体質に変わってしまっている状態だからです。そのため、私は患者様の体質と現在の代謝状態を綿密に診察することを最優先にしています。
今日から取り組みたい実践ポイント
では、今すぐに何から始めるべきでしょうか。大げさな計画よりも、小さな習慣からお伝えします。

まず、大韓肥満学会の診療指針では、すべての成人が少なくとも年に1回は体格指数(BMI)を測定することを推奨しています。自分の体の変化を定期的に記録することだけでも、管理の第一歩となります。
あわせて、体重計の数字一つに一喜一憂するのではなく、体の「分布」に注目してください。ウエストサイズが急に増えたり、以前より息切れしやすくなったり、疲れやすくなったりした場合は、BMI数値に関わらず管理が必要なサインかもしれません。
最後に、無理な断食よりも、体の代謝リズムを回復させる方向でアプローチしてみてください。急激な変化は体に負担をかけ、リバウンドを招きやすいためです。
体のバランスを取り戻す過程は、思ったよりも時間がかかるかもしれません。しかし、自分の体質に合った方法を見つければ、十分に健康な状態に戻ることができます。一人で悩み、疲れ果てるよりも、専門家の助けを借りて一歩ずつ進まれることをお勧めします。
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参考資料