医療監修최연승대표원장
InBodyで腹部脂肪率を確認して行うダイエットと、一般的な食事制限によるダイエットは何が違うのでしょうか?
結論から申し上げますと、InBodyは現在の体の状態を可視化する「地図」であり、一般的なダイエットはその地図を辿るための「手段」です。腹部脂肪率が高いのか、筋肉量が不足しているのかを正確に把握することで、効率的なアプローチが可能になります。単に食事量を減らすだけでは筋肉量まで減少させ、代謝を落とすリスクがありますが、データに基づいた戦略的な管理を行うことで、リバウンドを防ぎ健康的で効率的な減量を実現できます。
診察室で多くの方にお会いしますが、体重計の数字だけにこだわり、心身を消耗させてしまうケースが非常に多いです。しかし、太るメカニズムは人それぞれ異なります。特に腹部のみが突き出ている方は、韓医学では「痰飲(たんいん)」と考えます。これは体内の老廃物が適切に排出されず、滞っている状態を指します。
このような方に、単なるカロリー制限のみのダイエットを勧めても十分な効果は得られません。特に消化機能が弱い「脾虚(ひきょ)」、つまり脾臓の機能が低下している方が無理に絶食すると、気力が低下し、代謝がさらに落ちるという悪循環に陥ります。ここでInBodyの数値が重要になります。腹部脂肪率が高く筋肉量が少ない場合は、無理に運動を始める前に、まずは代謝機能を回復させることが先決です。
また、血行不良によって生じる「瘀血(おけつ)」が腹部に溜まっている場合、食事量を極端に減らしても腹囲がなかなか変わらないことが多々あります。そのため、当院ではInBodyを用いて現在の状態を客観的に分析し、その結果に合わせて気血の巡りを改善し、老廃物を排出させる韓薬を処方いたします。
結局のところ、「どちらが良いか」という問題ではなく、InBodyという精密な診断ツールでご自身の体の弱点を特定し、それに合わせて韓方処方を組み合わせることが、最も負担少なく目標を達成できる道です。まずはご自身の「体の地図」を読み解くことから始めてみてはいかがでしょうか。