乾癬の種類と原因
乾癬の皮膚では、ケラチンの変化が観察されます。特に、K10からK16、K17への変化が起こり、角質、角化、表皮層の肥厚などが発生します。
Jin, L., & Wang, G. (2013). Keratin 17: A Critical Player in the Pathogenesis of Psoriasis. Medicinal Research Reviews, 34(2), 438–454. doi:10.1002/med.21291
乾癬の主な症状と組織学的所見
乾癬の主な症状には、以下のようなものがあります:
- 隆起した局面
- 密着性の鱗屑
- 紅斑性局面
組織学的所見としては、以下のような特徴が観察されます:
- アカントーシス
- パラケラトーシス
- テランギエクタジー
乾癬の多様な病型
- 尋常性乾癬
- 滴状乾癬
- 乾癬性紅皮症
- 膿疱性乾癬
- 掌蹠膿疱症
- 頭部乾癬
- 間擦部乾癬
- 爪乾癬
- 乾癬性関節炎
ケラチンの変化とその原因
皮膚の表皮層においてケラチンの種類が変化することが乾癬皮膚で観察され、特にK17の増加が特徴的です。インターフェロンガンマ、インターロイキン17a、22などのサイトカインによって角化細胞が活性化され、STAT1/3経路を介してK17遺伝子発現が増加します。さらに、このK17がDC、Th1細胞などを活性化させ、ケラチン組成の変化を加速させます。
Takahashi, T., & Gallo, R. L. (2017). The Critical and Multifunctional Roles of Antimicrobial Peptides in Dermatology. Dermatologic Clinics, 35(1), 39–50. doi:10.1016/j.det.2016.07.006
乾癬とアトピーの違い
乾癬とアトピーは、Th細胞の種類とサイトカインプロファイルにおいて違いが見られます。これは病態的変化に影響を与えます。
Guttman-Yassky, E., & Krueger, J. G. (2017). Atopic dermatitis and psoriasis: two different immune diseases or one spectrum? Current Opinion in Immunology, 48, 68–73. doi:10.1016/j.coi.2017.08.008
結論として、乾癬では自己免疫性の変化により角化細胞の遺伝子発現変化がもたらされ、これが表皮層の乾癬性変化として現れます。これはアトピーと乾癬の主要な相違点です。