医療監修최연승대표원장
西洋医学のダイエット薬で副作用が出たのですが、韓医学ではどのように対処できますか?
当院でも、ウゴービ服用後の吐き気やめまい、サクセンダ投与後の胃腸障害など、副作用に悩む方を多く診療しています。韓医学では単にダイエットを止めるのではなく、薬物によって乱れた消化機能や体内水分代謝という「根本原因」にアプローチし、心身を整えます。多くの方は2〜4週間で体調の安定を実感されますが、完治までの期間は体質や症状の深刻度によって異なります。まずは院内相談にて現在の状態を詳しく診ていただき、最適な漢方処方や鍼治療の併用をご提案させていただきます。
当院を訪れる患者様の中で、西洋医学のダイエット薬による副作用で苦しんでいる方は非常に多いです。「常に吐き気がして食欲がない」「下痢が止まらない」「激しい疲労感があり不眠に悩んでいる」といったご相談をよくいただきます。私も同様の経験があるため、患者様の苦しみに深く共感しております。
西洋医学のダイエット副作用は、大きく分けて2つの傾向があります。一つは胃腸機能が過剰に刺激され「瘀血(おけつ:血行不全)」が生じるケース、もう一つは体内の水分が急激に排出され「痰飲(たんいん:不要な水分の蓄積)」が溜まるケースです。このまま放置すると代謝機能がさらに低下し、薬の中断後に急激な体重増加を招く「リバウンドの悪循環」に陥りやすくなります。
韓医学では、このような状態においてまず「脾虚(ひきょ:脾臓の機能低下)」を疑います。脾臓は消化および水湿代謝の中心であり、薬物によってここが弱まると、消化不良や腹部膨満感が生じ、水分が停滞して痰飲が形成されます。そのため、治療原則は「脾胃(ひい)を補い、溜まった痰飲を除去し、瘀血を解消する」方向で設定します。
実際の事例として、サクセンダ投与中に激しい胃腸の張り(胃脹)と便秘を訴えられた40代後半の男性患者様がいました。脈診と舌診により「脾虚に痰飲が合併した状態」と判断し、「平胃散(へいいさん)」に「五苓散(ごれいさん)」を合わせた漢方薬を処方しました。すると2週間後から肩こりが緩和し便秘が解消され、1ヶ月後にはダイエット薬の中断後の後遺症がほぼ安定しました。
もちろん、このアプローチがすべての方に同一に適用されるわけではありません。副作用が長期化している方や、消化器官に器質的な問題がある方は、治療期間がより長くなる可能性があります。
副作用を経験された方は、まずは院内相談にて現在の身体状態を正確に把握されることをお勧めします。どのような漢方構成が必要か、また鍼治療を併行すべきかについて、適切に判断させていただきます。