韓方ダイエット vs 他の方法
Q. 最近流行っている超低カロリーダイエットや鶏ささみだけの食事制限と、韓方(ハンバン)ダイエットは具体的に何が違うのでしょうか?
A.
結論から申し上げますと、「何を制限するか」ではなく「体の機能をどう活かすか」というアプローチの違いにあります。極端な食事制限は摂取カロリーを強制的に下げますが、体はこれを危機状況と判断し、かえって代謝量を低下させてしまいます。一方、韓方ダイエットは単に飢えさせるのではなく、体内に蓄積した老廃物を排出し、新陳代謝を底上げすることに重点を置いています。具体的には、カロリー制限のみの方法は短期的な数値減少を狙いますが、韓方では個々の体質に合わせた処方により、代謝機能の正常化と体質改善を目指し、リバウンドのリスクを抑えながら持続可能な減量をサポートします。
📝 詳細回答
正直に申し上げますと、私自身もかつては意欲だけが先に立ち、鶏ささみとサツマイモだけの食事を試した時期がありました。最初は体重がどんどん減ることに喜びを感じましたが、数日経つと立ちくらみがし、診療にさえ集中できなくなりました。今振り返れば、それは効率の悪い方法でした。
私たちの体には「痰飮(たんいん)」という、適切に燃焼されず蓄積した老廃物があり、これが代謝を妨げているケースが非常に多いです。特に「脾虚(ひきょ)」、つまり脾臓の機能が弱まると、栄養は吸収されず、カスだけが残る体質に固定されてしまいます。このような状態で無理に絶食すると、体は「非常事態だ」と判断し、かえってエネルギーを溜め込もうとします。多くの方が直面する停滞期やリバウンドは、概ねここから始まります。
韓方では、単に「食べる量を減らせ」とは強いません。まず「瘀血(おけつ)」や「痰飮」を取り除き、血行を促進して老廃物の排出ルートを確保します。その上で、体質に合った生薬を用いて基礎代謝量を底上げし、体自らがエネルギーを燃焼させる状態へと戻していきます。ここが最大のポイントです。
どのような方法に唯一の正解があるわけではありません。しかし、体が送る信号を無視して無理に突き進むよりも、ご自身の体質の弱点からケアしていく方が、結果としてずっと心地よい道のりになります。まずは現在の体調を一緒に詳しく診察した上で、最適な方法を決定されても決して遅くはありません。
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専門家監修
崔然昇
代表院長
最終レビュー 2026.05.12
