📝 詳細回答
「体重は落としたいけれど, 母乳の量は減らしたくない」というお気持ち, 本当によく分かります。授乳中のダイエットは, 一般的なダイエットとはアプローチを完全に変える必要があります。
通常, 韓方では以下のような段階で進めていきます。
1. 気血(きけつ)の回復状態の確認:産後, 損なわれた気力をまず診察します。気力が不足している状態でダイエット薬を服用すると, すぐに疲れ切ってしまうためです。
2. 痰飮(たんいん)の除去:体内に停滞した老廃物である「痰飮」をまず解消します。循環が悪いと, むくみが脂肪に変わりやすいためです。
3. 脾虚(ひきょ)の改善:消化吸収機能を担う脾臓の機能が低下した「脾虚」の状態にないかチェックします。消化力が良好であってこそ, 良質な栄養素がお子様に届きます。
4. 瘀血(おけつ)の管理:子宮内に残った不要な組織や血行不全である「瘀血」を整理し, 代謝をスムーズにします。
5. 個別処方:授乳中でも安全に服用できるよう, 厳選した生薬を用いて処方いたします。
単に食欲を抑制するのではなく, 体内の炎症を抑えて代謝を上げることが核心です。重要なのは, 患者様ご自身の現在のコンディションです。
無理に体重を減らそうとすると, むしろ育児に必要なエネルギーが低下し, 精神的・体力的に辛くなることがあります。まずは来院され, 現在のお体の状態がダイエットを始めても良い段階まで回復しているか, 一緒に検討していきましょう。