肥満度の計算方法:BMI公式から正常範囲、過体重の基準まで
診察室で患者様からよく受ける質問があります。「先生、私は本当に太っているのでしょうか、それとも気のせいでしょうか?」鏡の前で悩み、体重計の数字だけでは答えが出ないそのもどかしさ、私もよく分かります。そんな時、私がまず最初に行うのが肥満度の計算です。完璧な指標ではありませんが、自分の体が今どのあたりにあるのか、全体像を把握する出発点としては十分です。今日は、保健所などで使われている公式基準をそのまま引用し、どのように計算し、どのように読み解くべきか、一緒に確認していきましょう。診察室のデスクで、お隣に座って説明するように丁寧にお伝えします。

肥満度はどのように計算しますか
最も広く使われている指標は体格指数(BMI)です。公式は単純です。体重(kg)を身長(m)の二乗で割るだけです。式で表すと、BMI = 体重(kg) ÷ [身長(m)]² となります。身長をcmではなくm単位に換算して入れる点だけ注意してください。170cmなら1.7m、165cmなら1.65mとして二乗し、それで体重を割ります。計算機で計算しても良いですし、保健所や韓医院に備え付けの自動測定器を利用しても結果は同じです。式があまりに単純で不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、保健福祉部やWHOアジア太平洋基準もすべて、この一行の公式を出発点としています。非常に直感的であるため、診察室でも真っ先に確認する指標です。難しく覚える必要はありません。「体重を身長の二乗で割る」、この一行だけ覚えておいてください。

実際に計算してみましょう
言葉だけではピンとこないかもしれませんので、数字を当てはめてみましょう。保健所の資料によく登場する例で確認します。身長170cm、体重73kgの方がいるとします。身長をmに直すと1.7m、二乗すると2.89になります。ここに体重73を割ると、BMIは約25.3kg/m²となります。保健所の基準では、この数値は過体重をわずかに超え、「肥満1度」の区間に入ったことになります。「えっ、そんなに太っているとは思わなかった」と驚かれる方が非常に多い数字です。同じ身長でも体重が軽ければ22点台で正常範囲内となり、重ければ一段階ずつ上がっていく仕組みです。計算自体はすぐに終わりますが、結果と向き合う瞬間はいつも重みを感じるものです。ですから、単純な数字であっても軽視しないようお伝えしています。まずは自分のBMIをメモしておけば、次に説明する補完指標がより意味を持って感じられるはずです。

結果はどのように読み取ればよいですか
韓国人の成人基準は、保健福祉部と各自治体の保健所で同じ表を使用しています。混乱しやすい方のために整理してお伝えします。
- BMI 18.5未満は「低体重」です。
- 18.5~22.9の区間が「正常範囲」です。
- 23~24.9は「過体重」、別名「肥満前段階」に分類されます。
- 25~29.9は「肥満1度」です。
- 30~34.9は「肥満2度」で、リスクが一段と高まります。
- 35以上は「肥満3度(高度肥満)」の区間です。
WHOアジア太平洋基準に従っているため、欧米でよく見られる「BMI 25までが正常」という基準とは数字が少し異なります。韓国人は同じBMIでも内臓脂肪が蓄積しやすい体質であるため、より厳格なカットオフ値が適用されているという話を聞いたことがあるかもしれません。一部の自治体ではBMI 20~24を正常とする古い基準を使っている場合もあります。そのため、どこで受けた結果かによって判定が一行ずれて見えることがある点も知っておくと良いでしょう。正常範囲内だからといって無条件に安心できるわけではありませんが、22.9以内であれば、まずは一安心です。

この公式が当てはまらない場合もあります
ここからが重要です。BMIは身長と体重という2つの数字だけで算出する道具です。筋肉と脂肪を区別することができません。そのため、日頃から運動をして筋肉量が多い方や、ボディビルダーのように筋肉が発達している方は、BMIだけを見ると「肥満」と判定されてしまいます。逆に、体重は軽いけれど筋肉がほとんどなく、脂肪だけが蓄積している、いわゆる「隠れ肥満」はBMIでは「正常」と出てしまいます。診察室でよくある光景です。「BMIは正常なんですけど」とおっしゃる方の体脂肪率を測ってみると、30%を優に超えているケースが多々あります。また、妊婦、成長期の青少年、高齢者も単純な公式だけで評価するのは困難です。高齢者は筋減少(サルコペニア)が急速に進むため、体重が減っても脂肪の割合はむしろ増えることがあります。青少年は成長曲線を別途確認する必要があります。つまり、BMIは出発点であってゴールではありません。数字一つに一喜一憂せず、次の段落で紹介する補完指標も併せて確認してください。

補完して一緒に見るべき指標
そのため、保健所でもBMIの隣には常に別の尺度を置いています。一つ目は腹囲(ウエスト周囲径)です。男性は90cm以上、女性は85cm以上になると肥満のリスクが大きく高まり、随伴疾患の可能性も高まると考えられています。メジャー一本あれば自宅でも測れるため、診察室でよくお勧めする方法です。二つ目は体脂肪率です。男性25%以上、女性30%以上であれば、BMIとは別に肥満として分類されます。インボディ(InBody)などの体組成計で測定でき、保健所で無料測定を行っているところも多いです。小児・青少年はまた別です。95パーセンタイル以上、またはBMIが25kg/m²以上であれば、2017年の標準成長曲線に基づき肥満とみなされます。大人の基準をそのまま子供に適用してはいけない理由がここにあります。ですから、BMI、腹囲、体脂肪率、この3つの指標を並べて見て初めて、自分の体の本当の姿が立体的に浮かび上がってきます。一つの数字に固執すると、必ずどこかを見落としてしまいます。
韓医学では、同じ肥満であっても人によって原因が異なると考えます。胃腸が弱いために太る人、浮腫(むくみ)が取れにくい人、気の巡りが悪いために脂肪がつく人など様々です。ですから、数字一つで処方することはありません。体の状態と生活パターンを総合的に診察します。
保健所が推奨する管理原則も決して難しくありません。週に0.5~1kgずつゆっくり減量すること、週3回以上、30分の有酸素運動、食事量は20~30%ほど減らし、野菜や果物を増やすこと。毎食の量を少しずつ控え、高カロリーな食事や飲酒を遠ざけることです。急激に痩せようとすると、必ずリバウンドがやってきます。当院では、これらの原則に基づき、患者様の体質と胃腸の状態を見極めた上で、百録減肥錠(ペンノクカンビジョン)でサポートいたします。今日計算したBMIの数字が気になるなら、一人で悩まずに、お気軽に診察室のドアを叩いてください。一緒にゆっくり解決していきましょう。