妊婦の体重増加 — BMI基準から推奨増加量、週数別のペースまで
妊娠してから、毎朝体重計に乗るたびに不安になっていませんか?少し増えただけでも赤ちゃんに負担がかかるのではないかと心配になり、かといって増えなければ赤ちゃんが育っていないのではないかと、どうすればいいか悩んでいる方が多いようです。

妊娠前のBMIによって変わる推奨体重増加量
診察室でお会いする妊婦の方々から最も頻繁に受ける質問が「何kgまで増やしてもいいですか?」というものです。まず結論から申し上げますと、決まった絶対的な数値はありません。妊娠前の体格指数(BMI)がいくらだったかによって、推奨される範囲が異なります。

国際的に広く用いられているIOM(米国医学研究所)の基準や韓国国内の学会資料では、単胎妊娠の場合、以下のようなガイドラインを案内しています。
低体重(BMI 18.5未満): 12.5〜18kg程度の増加が推奨されます。
普通体重(BMI 18.5〜24.9): 11.5〜16kg程度が適当です。
過体重(BMI 25.0〜29.9): 7〜11.5kgの範囲で管理するのが望ましいです。
肥満(BMI 30以上): 5〜9kg程度を推奨しています。
ただし、ソウル市民健康ポータルなどの国内資料の一部では、普通体重(BMI 19.8〜23)の場合、10〜12kgを推奨することもあり、基準は資料によって多少異なります。結局のところ重要なのは、自分の体の状態に合わせて産婦人科の専門医と相談しながら、自分なりの目標値を設定することです。
週数別にみる体重増加のペースと注意点
体重は一度に急激に増えるのではなく、時期によってペースが変わります。韓国の妊婦を対象とした研究や指針に基づき、その流れを解説します。

妊娠1〜13週、つまり第1三半期(妊娠初期)には、通常0.5〜2kgほど増えます。この時期はつわりの影響で、むしろ体重がほとんど増えなかったり、一時的に減ったりする方も多いので、あまりストレスを感じないでください。その代わり、14週を過ぎた第2・3三半期(妊娠中期・後期)からは、増加のスピードがぐんと速くなります。
この時期に体重が急激に増えすぎる場合は注意が必要です。高脂肪の食事や過剰なカロリー摂取が続くと、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病につながりやすくなります。赤ちゃんの体重が4kgを超える巨大児になる確率も高まり、それが難産や帝王切開のリスクを大きくする原因にもなります。
白鹿潭韓医院が考える妊婦の体重管理
韓医学では、体重計に表示される数字よりも、代謝のバランス、そして気血の流れをより重視します。妊娠中に体重が過剰に増えてしまう方は、多くの場合、体内に「湿痰(老廃物)」が蓄積し、代謝能力が低下している状態にあります。
特に過体重や肥満の妊婦さんの場合、増加量をただ厳しく制限するよりも、血糖値や血圧、全体的な栄養状態を細かくチェックすることの方がはるかに重要です。食事量を無理に減らしすぎると、かえって赤ちゃんに届く栄養が不足してしまう可能性があるからです。
私は診察の際、患者様にいつも「数字に囚われないでください」とお伝えしています。自分の体にむくみがひどくないか、消化はスムーズかといった点をまず確認し、体質に合った管理法を見つけることが、健康な出産への近道です。
今日から実践する健康的な体重管理のポイント
では、普段どのように過ごせばよいでしょうか?無理なダイエットではなく、「健康的に維持すること」に焦点を当てた方法をご紹介します。

食事のパターンを「少量多食(少しずつ回数を分けて食べる)」に変えてみてください。1日3食に加えて、少量の間食を2〜3回取り入れることで、血糖値の乱高下を抑えることができます。特に、空腹時に甘い飲み物や果物をたくさん摂る習慣は体重を急増させるため、避けるのが賢明です。
献立は以下のように工夫してみましょう。
雑穀(玄米、オートミール、麦など)と野菜をたっぷりと摂りましょう。
果物はビタミン補給程度に、1日1〜2回で十分です。
揚げ物や赤身肉のような高脂肪食よりも、さっぱりとしたタンパク質を中心に選んでみてください。
体も適度に動かしましょう。ウォーキングや軽いヨガ、水泳などの有酸素運動を1日30分以上行うと、体重調節はもちろん、コンディションの回復にも良いことが知られています。
妊娠中の体重管理は、お母さんと赤ちゃんの両方の健康のための準備過程です。強迫観念に駆られるよりも、自分の体の変化を前向きに受け入れながら、ゆっくりと向き合っていかれることを願っています。
一人での管理が不安だったり、体質的に代謝が滞りやすくてお悩みなら、白鹿感肥錠プログラムを活用してみるのも一つの方法です。無理に減らすのではなく、健康的なバランスを取り戻していく過程ですので、ぜひ一度お試しいただき、診察の際にお気軽にご感想をお聞かせください。
参考文献