Q. ストレスを感じるたびに過食してしまうのですが、どのようにコントロールすればよいでしょうか?
心理的な空腹感と身体的な空腹感を区別することが重要です。韓医学では、肝の気(かんのき)と脾の機能の不均衡を整えることで、異常な食欲をコントロールし、心身の安定を図ります。
📝 詳細回答
突然食欲が爆発し、我慢できずに食べてしまう感覚は、単なる意志の弱さではなく、体からのSOS信号である可能性が高いです。
韓医学では、ストレスによって気が滞る肝気鬱結(かんきうっけつ)という状態になると、消化機能を司る「脾(ひ)」にまで影響が及びます。実際には栄養が足りていないのに、偽りの空腹感だけが強くなる脾虚(ひきょ)の症状が併発するのです。
💡 治療の目標
滞った気をスムーズに流し(疎肝解鬱)、脾胃の機能を強化することで、偽りの空腹感を鎮めることを目指します。
- 肝気鬱結(かんきうっけつ):ストレスで気が塞がり、情緒不安や食欲の暴走を招く状態
- 脾虚(ひきょ):脾の機能が低下し、エネルギー代謝が落ちて甘いものを欲しやすくなる状態
- 痰積(たんせき):未消化物が蓄積し、腹部膨満感や倦怠感を誘発する状態
したがって、単に「食べる量を減らす」のではなく、まずは滞った気を解きほぐす処方が必要です。そうすることで、脳が「飢餓状態にある」という錯覚から脱し、自制心を取り戻すことができます。
専門家監修
崔然昇
代表院長
