韓医学的アプローチ
Q. ダイエット後はいつもリバウンドしてしまいますが、予防する方法はありますか?
A.
はい、リバウンドは減量後に体が「省エネモード」に変わることで起こる現象です。韓方医学では脾虚(消化やエネルギー代謝を担う脾の機能低下)と痰飲(体内の老廃物)がたまった状態と見ます。最初の2週間は体内水分調整、1~2ヶ月は腸機能安定、3ヶ月以降は筋肉量維持と気血循環回復に焦点を当てます。漢方薬と生活習慣を併せて調整すればリバウンド幅を確実に減らせます。
📝 詳細回答
多くの方がダイエット後2~3週間で体重が戻ってしまい悩んでいます。実はリバウンドは、体が飢餓に備える生存本能によるものです。急激なカロリー制限を行うと、体は基礎代謝を下げ、脂肪ではなく筋肉を先に分解します。筋肉が減ると代謝がさらに低下し、以前と同じ食事量でも太りやすくなる悪循環に陥ります。
韓方医学では、この問題を以下の3段階でアプローチします。
**1~2週目:水分と痰飲の整理**
ダイエット中の減量の多くは水分減少です。この時期に急に食事量を増やすと、体が水分を再び貯め込んで浮腫みが生じます。韓方では蒼朮・茯苓などの生薬で痰飲を除去し脾を補います。この期間中、1日0.5~1kg程度体重が戻ることもありますが、脂肪ではなく水分ですので過度に心配する必要はありません。
**1~2ヶ月目:脾虚の回復と腸内環境の安定**
脾が弱ると栄養を適切に吸収できず、老廃物が残って腹部膨満感、便秘や下痢が起こります。韓方医学では脾胃を中心に、証に合わせて補中益気湯などの漢方薬を用い、腸の運動リズムを整えます。この時期は体重がほぼ変動しないか、むしろ0.5~1kg程度微増することがありますが、これは胃腸機能の回復と栄養吸収の正常化を示す良い兆候です。
**3ヶ月以降:気血の補給と筋肉維持**
リバウンド防止の鍵は基礎代謝を上げることです。韓方では黄耆・当帰などの補気血薬でエネルギー生成能力を高め、鍼灸で経絡を活性化し血行を促進します。この段階で適切な運動(特に筋力トレーニング)を併用すれば、3~6ヶ月以内に以前の食事量を摂っても体重が維持される安定点を築けます。
ただし、個人の体質やダイエット方法により時期は異なりますので、ご来院いただければ脈診・舌診に基づいて現在の体状態を正確に診断し、段階別の計画を立てます。大切なのは急がず、体が適応する時間を与えることです。
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専門家監修
崔然昇
代表院長
最終レビュー 2026.05.08
