韓医学的アプローチ
Q. 漢方医学的に体重減少を行うには、どのように段階的に進めるべきですか?
A.
はい、通常は3つの段階に分けて進めます。第1段階(1~2週間)は、体内に溜まった湿(しつ)と痰(たん)を先に取り除く時期です。漢方薬と食事調整でむくみが引き、食欲が安定します。第2段階(3~4週間)は、脾(ひ)と腎(じん)の機能を補い代謝を上げる段階で、体力回復と共に体型変化が現れ始めます。第3段階(1~2ヶ月)は、整えた体質を定着させる過程で、生活習慣の修正を併せて行うことでリバウンドリスクを減らせます。
📝 詳細回答
多くの方が「漢方医院でどうやって痩せるのか」と疑問に思われます。私も最初はそうでした。漢方医学のダイエットは単なる体重減少ではなく、「なぜ太りやすい体質なのか」をまず見極めるアプローチです。
第1段階(1~2週間)は「清裏(せいり)」の段階です。この時期、脾虚(ひきょ)により水分や老廃物が代謝されず、体内に湿痰(しつたん)や瘀血(おけつ)として溜まっているケースが多いです。ここでは脾臓の機能を補う漢方薬を用いると同時に、湿を排出する生薬(例:蒼朮・茯苓)を配合し、むくみや胃もたれを軽減します。多くの場合、1週間程度で消化が楽になり便通が改善します。
第2段階(3~4週間)は「調理(ちょうり)」の段階です。脾を補うのに加え、腎の気も高めます。腎陽(じんよう)が弱いと体が冷えて脂肪が燃焼しにくくなるため、附子・肉桂などの温補(おんぽ)生薬を追加したり、鍼灸で命門(めいもん)を刺激し基礎代謝を徐々に上げます。この段階では体重より、ウエスト周囲径や肌の弾力、疲労感の改善が先に現れることが多く、「体重は減らないのに体が軽くなった」と感じるのは正常な反応です。
第3段階(1~2ヶ月)は「根治(こんち)」の段階で、整えた気血循環と臓腑のバランスを生活に定着させます。食事パターン、睡眠時間、ストレス管理などの習慣を修正しないと元の体質に戻りやすくなります。この頃には「以前のように過食や夜食が欲しくなくなった」という患者様の声が多く聞かれます。漢方医学ではこれを「脾胃(ひい)が整った」と表現します。
ただし、どの段階でも個人の体質や生活環境により反応速度が異なることを考慮すべきです。私も患者様と相談しながら2週間ごとに「今の生薬が合っているか」を確認します。体重減少よりも「体が楽になる方向へ進んでいるか」がより重要な指標です。
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専門家監修
崔然昇
代表院長
最終レビュー 2026.05.10
