非対面 vs 対面
Q. 最近、非対面(オンライン)でもダイエット漢方を処方してもらえるところが増えていますが、漢方医院に直接行って相談するのとでは何が違うのでしょうか?
A.
非対面診療は非常に便利ですが、ダイエットにおいて最も重要なのは、まず自分の体の状態を「正しく」把握することです。診察室で直接脈を診たり(脈診)、体組成を確認したりしながら、これまでなぜ痩せられなかったのかという根本的な原因を一緒に探る必要があります。非対面は手軽ですが、体の微妙な変化を読み取る繊細さには欠ける部分があります。ご自身にぴったり合った安全な処方をご希望であれば、ぜひ一度直接お会いして診察させてください。
📝 詳細回答
私も以前ダイエットをしていた際、「薬さえ飲めばなんとかなるだろう」と安易に考えて失敗した経験があるので、お気持ちはよく分かります。しかし、10年以上患者様を診察してきて分かったのは、痩せない理由は単に「食べ過ぎ」だけではないということです。
ある方は血流が滞った「瘀血(おけつ)」が原因であったり、またある方は老廃物である「痰飲(たんいん)」による浮腫がそのまま脂肪に変わっていたりすることもあります。特に、消化能力が落ちている「脾虚(ひきょ)」の状態なのに、意欲だけが先走って強い薬を使ってしまうと、胃もたれやめまいが起きてすぐに挫折してしまいがちです。こうした繊細な違いは、直接舌の状態を確認する「舌診」や、脈を診る「脈診」を行って初めて確実に捉えることができます。
直接来院される場合と電話相談では、以下のような違いがあります。
| 区分 | 対面診療(推奨) | 非対面診療 |
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| 診察方式 | 望聞問切(四診)を直接実施 | 電話やビデオ通話が中心 |
| 正確度 | インボディ測定および体質・脈診の実施 | 患者様の主観的な説明に依存 |
| アフターケア | 違和感がある際の即時対応 | 電話対応による物理的な限界 |
| 処方 | 体力に合わせた生薬の微細な調整 | 標準化された処方が中心 |
| モチベーション | 通院による意志の強化 | 本人の意志力に左右される |
お忙しい方にとって非対面は非常に便利ですが、最初のステップだけは直接お会いして診断する「対面診療」で正しくスタートしていただきたいです。自分の体を正確に知ることで、リバウンドで苦しんだり健康を損なったりする事態を防ぐことができるからです。いつでもお気軽にお越しください。一緒にじっくりと考えていきましょう。
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専門家監修
崔然昇
代表院長
最終レビュー 2026.05.13