最近、非対面のダイエット漢方の広告をよく目にします。直接足を運んで診察を受けるのと、自宅から電話で処方を受けるのとでは、どのような違いがあるのでしょうか?
利便性と精密さのどちらを優先するかの選択だと思います。非対面診療は、忙しい日常の中で時間を節約できるという大きなメリットがあります。しかし、直接お会いする対面診療には、患者様の状態をより多角的かつ立体的に把握できる力があります。舌診や脈診を通じて、ご本人も気づいていなかった体内の根本的な問題を見つけ出すことができるからです。
非対面診療は、法律的には問題ありませんが、韓医師としては正直なところ少し不安な面もあります。それは韓医学の基本である「四診(ししん)」、つまり視覚で捉える「望診」、音や臭いを確認する「聞診」、症状を詳しく尋ねる「問診」、そして直接触れて確認する「切診」という4つの過程が非常に重要だからです。特に舌の状態を見る「舌診」や脈を測る「脈診」は、画面越しや電話越しでは正確に把握することが非常に困難です。
私自身、若手院長だった頃、意欲が空回りして診察を簡略化しようとし、手痛い失敗をしたこともあります。体内の老廃物である「痰飲(たんいん)」や血流が滞った「瘀血(おけつ)」の状態は、患者様の顔色や呼吸、脈の緊張感に如実に現れます。非対面ではこうしたサインを見逃すリスクが高まります。特に消化機能が弱い「脾虚(ひきょ)」の症状がある場合は、薬の強度を非常に細かく調整しなければなりません。そうしないと、吐き気や不眠などの副作用に苦しむ可能性があるからです。
対面診療は単に薬を処方する場ではなく、なぜ自分の体が太りやすい体質に変わってしまったのかを正しく「診断」してもらう貴重な時間です。遠方から、あるいは貴重な時間を割いて来院してくださるそのお手間が、決して無駄にならないよう、直接お会いしてより丁寧に診察させていただくことが、医療従事者としての本来の姿だと考えております。
| 区分 | 対面診療(来院) | 非対面診療(電話) |
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| 診断方法 | 舌診や脈診などの直接検査 | 患者様の回答を中心とした問診 |
| 精密度 | 体質や健康状態を立体的に確認 | 主観的な説明に依存しやすい |
| 安全性 | 副作用発生時に即座の対応が可能 | フィードバックのやり取りに限界がある |
| 相談の深さ | 生活習慣の改善まで含めた対話 | 核心的な内容を中心とした短い相談 |
| 利便性 | 直接来院する手間が必要 | 場所の制約がなく手軽 |
医療者による確認