院長先生、最近インボディ(体成分分析)で毎日管理しているのですが、数値にばかりとらわれてストレスが溜まってしまいます。韓医師としておすすめの活用法はありますか?
インボディの結果は、体の変化を推測するための「羅針盤」程度に捉えてください。数値の一つ一つに一喜一憂すると、ストレスによって「気(き)」の巡りが滞り、かえってダイエットが辛くなります。筋肉量の数値に固執するのではなく、体水分の変化や「痰飲(たんいん、体内の老廃物)」が停滞していないかを確認する補助ツールとして軽く捉えることで、心も軽くなります。
私も以前ダイエットをしていた際、毎朝インボディに乗っては小数点の数値に一喜一憂し、すっかり振り回されていた時期がありました。自ら試行錯誤を繰り返して気づいたのは、インボディは長所と短所が非常に明確な道具であるということです。
まず、体脂肪と筋肉のバランスを一目で把握できるのが最大のメリットです。特に「脾虚(ひきょ、胃腸の機能低下)」が原因で浮腫みやすい方の場合、体水分の数値で浮腫の程度をチェックするのに非常に役立ちます。モチベーションを維持する「ペースメーカー」としての役割も十分果たしてくれます。
しかし、盲点もあります。微弱な電流を利用する機器であるため、コップ一杯の水を飲んだり、トイレに行ったりするだけで数値が大きく変動します。これをすぐに「本物の脂肪」だと信じ込んでしまうと、ストレスが溜まるだけです。韓医学では、「瘀血(おけつ、血行不良)」や「痰飲(たんいん、老廃物の塊)」が多い体質の方は、インボディ上の体脂肪率が実際よりも高く測定される傾向があるとも説明されます。
そのため、毎日測定するよりも、2週間や1ヶ月単位で「推移」だけを確認することをお勧めします。数字が一つ減ることよりも、自分の体がどれほど軽やかになったか、コンディションはどうかをまず観察することが大切です。数値はあくまで参考に留め、鏡に映る自分の姿や服の着心地を信じてみてください。それが健康的にダイエットを継続する秘訣です。
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