産後ダイエットと普通のダイエットは何が違うのでしょうか?これまでと同じように食事制限や運動をすればいいのか気になっています。
結論から申し上げますと、アプローチを完全に変える必要があります。一般的なダイエットは主に「摂取カロリーを減らし、活動量を増やすこと」に重点を置きますが、産後は「身体の回復」が最優先です。無理な食事制限や激しい運動は、かえって回復を遅らせ、将来的に痩せにくい体質を作る原因となります。単に体重を落とすのではなく、妊娠前の身体の状態へ「戻していく過程」と捉えることが大切です。
産後ダイエットを一般的なダイエットと同じ感覚で取り組み、後悔される方を多く見てきました。産後の身体は、内部システムが完全に変化した状態にあります。
まず韓医学的な視点で見ると、産後は「気血(きけつ)」が非常に虚弱な状態です。特に「瘀血(おけつ:停滞して流れなくなった悪い血)」や「痰飲(たんいん:老廃物が溜まってできた液体)」が体内に多く残っています。これらの老廃物が適切に排出されないと、身体が重く、むくみが取れないため、結果として脂肪として蓄積しやすくなります。
また、消化器官の機能が低下した「脾虚(ひきょ:脾臓の機能が弱った状態)」という症状が現れることもあります。この状態で鶏胸肉やサラダなどの厳格な食事制限を強いると、身体はそれを「危機状況」と認識し、かえってエネルギーを蓄えようとする性質が強まります。その結果、気力は湧かず、体重も落ちないという悪循環に陥ります。
したがって、産後は単に굶むのではなく、まず体内の老廃物を取り除き、気力を補いながら代謝を上げていくことが正しい順序です。また、関節が弛緩している状態であるため、無理な運動は禁物です。まずは現在の回復状態を正確に把握し、それに合わせた段階的な計画を立てることをおすすめいたします。
医療者による確認