子供のダイエットには乳酸菌が良いと聞きますが、韓医院(漢方)では小児肥満の管理をどのように始めるのが良いでしょうか?
乳酸菌は腸の健康に役立ちますが、ダイエットの万能薬ではありません。韓医院では単にサプリを摂るのではなく、まず子供の「体内」の状態を詳しく診ます。消化機能が弱い「脾虚(ひきょ)」なのか、老廃物が溜まった「痰飲(たんいん)」によるものかを把握することが最優先です。その上で、腸内環境を整え、食習慣を正していく段階的なアプローチを行います。
子供の体重管理は本当に難しいですよね。親御さんの切実な思いは、相談を受ける私たちにも痛いほど伝わってきます。当院では、お子様の体質に合わせて次のような段階を踏んで進めていきます。
まず、なぜ体重が増え続けているのか、その原因を丁寧に見極めます。気力がなく浮腫みがちで太ってしまう「脾虚(ひきょ:脾臓の機能低下)」タイプなのか、あるいは体内に熱が多くて食欲を抑えられない「胃熱(いねつ)」タイプなのかを区分することが治療の第一歩です。
次に、体内に蓄積されたネバネバした老廃物である「痰飲(たんいん)」を整理します。これが毒素のように残り循環を妨げていると、いくら良い乳酸菌を摂っても体にうまく定着しません。これらを優しく取り除くことで、腸が本来の健やかさを取り戻します。
また、乳酸菌がしっかりと根付くための「土壌」作りも重要です。漢方の視点から腸胃を丈夫にし、善玉菌が自然に増えやすい環境を作る処方を検討します。
生活習慣の改善も不可欠ですが、成長期に無理な絶食は禁物です。成長に必要な「穀気(こっき:食べ物のエネルギー)」はしっかり補いつつ、体を重くする糖分だけを控える食習慣を、私と一緒に少しずつ練習していきましょう。
思春期早発症を心配される親御さんも多いですが、体重をコントロールしつつも身長の伸びを妨げないよう、体全体のバランスを整えるのが韓方(ハンバン)管理の核心です。お子様の健やかな成長のために、精一杯お手伝いさせていただきます。
医療者による確認