コストコなどでダイエット食品をまとめ買いしていますが、韓医学(韓方)の視点からは、どのように食べれば効率的なのでしょうか?
食材がどれほど良くても、消化能力が伴っていなければ意味がありません。単に低カロリーや高タンパクな食事にこだわるのではなく、ご自身の体質がその食品を適切に処理できるかを確認することが重要です。例えば、鶏胸肉やサラダを摂取しても胃もたれや腹部の張りが生じる場合は、かえって体に負担となります。今の身体状態に最適な食品の選び方を、丁寧にお伝えいたします。
実は私も、かつて流行のダイエット食品を大量に買い込み、「これさえ信じれば痩せられる」と盲信していた時期がありました。しかし、結果はどうだったか。胃腸の調子は不安定になり、気力も全く湧かなくなってしまったのです。
韓医学では、「何を食べるか」よりも「いかに吸収させるか」を重視します。この観点から、以下のステップでアプローチしてみてください。
第一に、「脾虚(ひきょ)」の状態ではないかを確認してください。脾(消化器系)の機能が弱っている時に、生野菜や冷たいタンパク質食品ばかりを過剰に摂取すると、消化不良や浮腫(むくみ)が生じやすくなります。まずはご自身の消化力が、その食品を受け入れる準備ができているかをチェックしましょう。
第二に、「痰飮(たんいん)」を除去することです。加工されたダイエット食品に含まれる添加物は、体内の老廃物である「痰飮」を形成しやすくなります。この粘り気のある老廃物が蓄積すると代謝が低下し、かえって痩せにくい体質になってしまいます。
第三に、「瘀血(おけつ)」を解消してください。血行不良の状態での極端な食事制限は、血液が濁る瘀血の症状を悪化させる可能性があります。温性質の食品を併用し、血液循環を促進させることが大切です。
最後に、体質に合わせた組み合わせを検討してください。ある人にとって鶏胸肉が補薬(良薬)であっても、別の人にとっては体を冷やす毒となる場合もあります。身体の「熱」と「寒」のバランスを整えることが核心です。
結局のところ、正解は「他人が良いと言うリスト」ではなく、「自分の体が心地よいと感じるリスト」を見つけることです。ご自身の体質に合った食材が何か知りたい方は、ぜひ一緒に最適な組み合わせを探っていきましょう。
医療者による確認