ランニングマシンを頑張っているのに、なぜか痩せません。正しいやり方を教えてください。
ただ長時間歩けば痩せるのであれば、誰もがモデルのような体型になれているはずです(笑)。重要なのは、お一人おひとりの「代謝効率」です。闇雲に走るのではなく、ご自身の体力や気力の状態に合わせた強度を見つけることが鍵となります。まずは以下のチェックリストで、現在の運動方法が体に合っているか確認してみましょう。 ✓ 息が切れるほどの高強度運動だけにこだわっていませんか? ✓ 運動した翌日、日常生活に支障が出るほど疲れが残っていませんか? ✓ 食事制限をしているのに、体がむくみ重だるいと感じませんか?
実は私も若い頃、意欲だけが先走って闇雲に走った結果、膝を痛め、立ちくらみに襲われた経験があります。典型的な「効率の悪い努力」でした。運動に一般論としての正解はありますが、「自分の体に合う」正解は別に存在します。
韓医学(伝統韓国医学)では、単に汗をかけば痩せるとは考えません。むしろ、気力が不足している「脾虚(ひきょ:脾臓の機能低下)」の状態にある方が過度に運動すると、脂肪が燃焼されるのではなく、筋肉量と気力が削られてしまいます。その結果、代謝量がさらに低下するという逆効果を招くことになります。
また、体内に老廃物が蓄積した「痰飲(たんいん)」や、血行が停滞した「瘀血(おけつ)」が多い場合、運動しても効率が上がりません。これは、汚れが詰まったパイプに無理に強い水圧をかけても、パイプを傷つけるだけで水はスムーズに流れないのと似ています。このような状態では、ランニングマシンの速度を上げる前に、まずは循環を改善し、体質を整えることが優先されます。
結論として、運動方法の問題というよりは、運動を受け入れる「体の準備状態」が整っていない可能性が高いです。代謝のスイッチが入っているか、あるいは過負荷で停止しているかを確認する必要があります。一人で悩まずに、ぜひ一度ご来院ください。現在の気力状態を正確に診断し、あなたに最適な運動強度をご提案させていただきます。
医療者による確認