腹部肥満率(WHR)が0.82くらいなのですが、いわゆる「中年太り」のせいかなかなか痩せません。韓医院(漢方クリニック)ではどのような解決策を提案していますか?
患者様の体質と健康状態に合わせた韓方薬(漢方薬)の処方をまずはお勧めします。食欲を無理に抑えるのではなく、代謝機能を高めることに重点を置きます。気力を補いながら体脂肪を中心に管理できるのがメリットですが、西洋薬に比べて反応が緩やかだったり、独特の香りに慣れが必要な場合もあります。体の根本的な「流れ」を健康的に整えていく過程とお考えください。
診察室に一日中座っているとお腹だけがぽっこり出てくるあの感覚、私にも痛いほどよくわかります。私自身、かつてダイエットで数々の試行錯誤を繰り返し、体調を崩した苦い経験があるからです。現在おっしゃった0.82という数値は、まさに重点的なケアが必要な境界線といえます。
韓医学では、このような状態を「瘀血(おけつ)」や「痰飲(たんいん)」が蓄積したものと診断します。老廃物が体外に排出されずに滞るため、特にお腹周りに集中して溜まってしまうのです。韓方ダイエットの醍醐味は、徹底した「パーソナライズ」にあります。例えば、消化や代謝機能が低下した「脾虚(ひきょ)」タイプの方であれば、単に食事を制限するのではなく、むしろエネルギーを補いながら体脂肪を燃焼させていきます。日常生活に支障をきたさず、活力を維持しながら取り組めるのが最大の魅力です。
もちろん、考慮すべき点もあります。西洋薬のような即効性は期待しにくいため、最初はもどかしく感じるかもしれませんし、定期的な服用を手間に感じることもあるでしょう。私自身、漢方の味には非常に敏感で苦労した経験がありますが、最近は丸剤やカプセル剤も普及しており、以前よりずっと飲みやすくなっています。
数字を減らすために無理な断食をするよりも、まずは体内の代謝システムを根本から立て直すことが大切です。消化力や睡眠パターンによって最適な処方は異なります。状況に応じて「薬針(やくしん)」などの療法を併用することもありますので、まずは一度ご来院いただき、ご自身の体質を詳しく確認されることをお勧めします。
医療者による確認