先生、コストコに行くとダイエット食品が本当にたくさんありますよね。その中で、韓医師の視点から特におすすめのものはありますか?
コストコの大容量プロテインや冷凍野菜は、コスパが非常に優れています。しかし、消化力や体質を無視して摂取すると、体にとってはむしろ「毒」になり得ます。体質に合わないものを過剰に摂ると、体内に「湿痰(しったん)」という老廃物が溜まる原因になるからです。何よりも、ご自身の今の状態に合う食材を見極めることが重要です。
私も週末にコストコへ行くと、「これを食べれば痩せるだろう」と思ってサラダや鶏胸肉をカートいっぱいに詰め込むことがあります。実際、私自身も全部食べきれずに冷蔵庫の奥で萎びさせてしまった経験があり、患者様のお悩みには非常に共感いたします。韓医師の立場から、コストコの食材を健康的に活用するポイントをお伝えします。
まずメリットは、グラスフェッド(牧草飼育)の牛肉や卵など、筋肉を作るのに不可欠な良質のタンパク質を安価に大量に揃えられる点です。また、下処理済みの野菜や冷凍野菜が充実しているため、忙しい方が食事管理を継続する上での利便性は非常に高いと言えます。
ただし、注意点もあります。それは「性質が冷たい食べ物」が多いという点です。冷凍フルーツや生野菜のサラダばかりを過剰に食べていると、漢医学で言う「脾虚(ひきょ)」、つまり消化器系の機能が低下した状態になりやすいのです。脾虚になると消化力が落ちるだけでなく、体がむくみやすくなります。また、未消化の食物が「痰飲(たんいん)」という老廃物に変わると、かえって痩せにくい体質を招くこともあります。
大切なのは、流行りの食品よりも「自分の体が何を受け入れられるか」を知ることです。冷え性の方は生野菜よりも温野菜を、体に熱がこもりやすい方は新鮮な生野菜を選ぶといった、体質に合わせた選択がリバウンドのないダイエットへの近道です。買い物に行く前に、まずはご自身の体のエネルギー状態をチェックしてみることをおすすめします。
医療者による確認