体脂肪率が25%だと言われましたが、これは具体的にどういう意味で、ダイエットにおいてなぜ重要視されるのでしょうか?
体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合のことです。単純な体重の増減よりも「脂肪の比率」が高まると、代謝能力が著しく低下します。脂肪が過剰になるとホルモンバランスが崩れ、基礎代謝量も下がるため、結果として「痩せにくい体質」へと変化してしまいます。数字上の体重にこだわるのではなく、体脂肪率を適切に管理することが、ダイエット成功への鍵となります。
無理な食事制限などで体重は減ったのに、鏡に映る体型が変わらずに戸惑われた経験がある方も多いかと思います。私も同様の試行錯誤を経験したことがあるため、患者様が感じるもどかしさには深く共感いたします。
医学的に体脂肪率が高いということは、体の「エネルギー効率」が低下していることを意味します。脂肪細胞が増えるとインスリン抵抗性が生じ、同じ量を摂取してもエネルギーとして適切に消費できず、再び脂肪として蓄積されるという悪循環に陥りやすくなります。
韓医学(伝統韓国医学)では、このような状態を「痰飮(たんいん)」と「瘀血(おけつ)」の観点から分析します。痰飮は体内に蓄積した不要な老廃物を、瘀血は滞った悪い血液を指します。これらが血管や組織の間に介在すると、気血の循環が妨げられ、代謝が鈍くなるのは必然です。
特に、消化器機能が低下した「脾虚(ひきょ)」の状態にある場合は、より注意が必要です。脾機能が弱まると、食物をエネルギーに変換できず、そのまま「湿(しつ)」という湿性老廃物となり、体脂肪が溜まりやすい環境が作られてしまいます。
したがって、単に食べる量を減らすことが正解ではありません。まずはご自身の体のどこに停滞が起きているのかを正確に把握し、体の「代謝スイッチ」を再びオンにするアプローチが不可欠です。
医療者による確認