ダイエット豆乳だけを飲んで痩せようと思っているのですが、漢方医院ではどのようなアプローチをされますか?
無理な食事制限や単品ダイエットをすると、体は「非常事態」と判断し、代謝が低下してかえって太りやすい体質になってしまいます。当院では単にカロリーを制限するのではなく、まず体内の老廃物を排出させ、崩れた代謝バランスを整えるアプローチを重視します。ただ我慢するのではなく、患者様のお体の状態に合わせて「適切に排出し、適切に満たす」方法を一緒に見つけていきましょう。
私も以前、意欲だけが先走って非常に厳しい食事制限をしたことがありました。数日後には急に力が出なくなり、立ちくらみがするなど、いわゆる「遠回りな失敗」を経験しました(笑)。
漢医学ではこのような状態を「脾虚(ひきょ)」と呼びます。脾(消化吸収を司る機能)が弱まると、摂取した栄養を適切に吸収できなくなり、体は最終的に筋肉を分解してエネルギーを補おうとします。
白鹿潭(ペクロクダム)漢方医院のダイエットは、以下のステップで進めてまいります。
1. 気血循環の確認:まず体内に停滞している「瘀血(おけつ:血行不良による老廃物)」がないかを確認します。循環が滞っていると、いくら食事量を減らしても痩せにくい状態になります。
2. 痰飲(たんいん)の除去:不要な水分や老廃物である「痰飲」をまず取り除きます。むくみが解消されることで、体重もスムーズに落ち始めます。
3. 代謝スイッチのオン:漢方薬を用いて、低下した基礎代謝量を引き上げます。体を「エネルギーを消費するモード」に切り替える段階です。
4. 個別食事ガイド:豆乳のような代替食品も、現在の患者様の臓器の状態に合っているかを共にチェックします。消化力が弱い方が急に高タンパクな食事に切り替えると、かえって胃腸に負担がかかるためです。
5. 維持および補強:減量後はリバウンドを防ぐため、気力を補い、健康的な食習慣を定着させます。
ただ量を減らすことよりも、「どのように出すか(排出するか)」が本当の鍵となります。ご自身の体が今どのような状態にあるかを正確に知ることこそが、健康的に痩せる最短ルートです。
医療者による確認