ダイエット中にチョコレートなどの甘いものが無性に食べたくなります。韓医院ではどのように管理してくれるのでしょうか?
甘いものが欲しくなるのは、意志が弱いからではありません。エネルギー代謝が滞っていたり、気力が低下していたりすると、脳が手っ取り早くエネルギーを得られる糖分を求めるためです。まずは体質を診断して「本当の空腹」か「偽りの空腹」かを見極め、体内の老廃物を除去することで、食欲を自然に抑えるアプローチを行います。
ストレスが溜まった時に、ついチョコレートをたくさん食べてしまった経験がある方も多いかと思います。それは意志の弱さではなく、実は体が発している重要なサインなのです。
韓医学では、このような状態を以下の3つの視点から分析し、改善していきます。
1. 脾虚(ひきょ)の改善:脾臓、つまり消化器機能が弱まると栄養吸収が不十分になります。すると体は「エネルギー不足」の信号を送り、手軽な糖分を求めやすくなります。まずは消化機能を正常に戻すことが最優先です。
2. 痰飲(たんいん)の除去:体内に蓄積した粘り気のある老廃物である「痰飲」は、新陳代謝を遅らせます。ゴミが溜まった部屋に新しい荷物を入れられないのと同じで、代謝が悪いと「偽りの空腹感」が頻繁に起こります。この老廃物を排出させることが重要です。
3. 瘀血(おけつ)の解消:血行が滞り「瘀血」が生じると、特定の部位に熱がこもったり、ホルモンバランスが乱れたりします。これが突然の食欲爆発を招く主因となることがあります。
無理に我慢しようとするダイエットは、早晩限界がきます。ご自身の体のどこが不足しているために甘いものを欲しているのかを正確に特定し、漢薬や鍼治療でその不足分を補うことが、心身ともに最も負担の少ない健康的なダイエットへの近道です。
医療者による確認