残業続きで毎日デリバリーばかり食べてしまいます。漢方ダイエット中、デリバリーフードとはどう付き合えばいいですか?
残業後のデリバリーの誘惑、本当によく分かります。私も以前はそうでした。東洋医学では、刺激の強い出前料理は体内に「痰飲(たんいん)」という老廃物を溜める主因と考えますが、完全に断つのは難しいものです。まずは、あらかじめ取り分けておく、調理法を選ぶ、水分を摂るといった、今すぐできることから始めてみましょう。現実的な妥協案を見つけることが、ダイエットを長続きさせる秘訣です。
残業の後の麻辣湯(マーラータン)やチキン、我慢するのは本当に辛いですよね。私も以前はストレスを食べ物で解消しようとして苦労した経験があるので、その誘惑は誰よりもよく分かります。東洋医学では、こうした刺激の強い食べ物は「脾虚(ひきょ:消化機能の低下)」を引き起こすと考えています。脾臓のエネルギーが弱まると、栄養をエネルギーとして使えなくなり、体内に「痰飲(たんいん)」という老廃物として蓄積されてしまうのです。
現実的にデリバリーとダイエットを両立させるための4つのガイドをお伝えします。
まず、料理が届いたらすぐに半分を取り分けておきましょう。デリバリーは通常1人前より量が多いものです。翌日のお弁当箱にあらかじめ移しておくだけでも、食べ過ぎを防ぐ心理的な防波堤になります。
メニュー選びでは調理法を重視してください。揚げ物よりは、茹でたり蒸したりしたポッサムや豚足(赤身中心)、焼き魚、ビビンバなどが有利です。タレやドレッシングは別添えで注文し、「つけて食べる」のがおすすめです。
食事の前後に飲む一杯の「白湯(さゆ)」も大きな助けになります。冷たい飲み物は胃腸の温度を下げ、代謝の流れを妨げます。温かい水で胃腸を温めてあげると、消化効率がぐんと良くなります。
また、体質に合わせた漢方薬で代謝を補う方法もあります。漢方医院では、低下した新陳代謝を高める処方を通じて、体内の「瘀血(おけつ:滞った血液)」や老廃物がスムーズに排出されるようサポートします。
ただ我慢するだけでは、いつか爆発してしまいます。自分の体の状態を観察しながら、環境に合わせて調節していく過程が大切です。一人で悩まず、体質に合った具体的なガイドを一緒に見つけていきましょう。
医療者による確認