YouTubeにダイエットレシピがたくさんありますが、韓医院ではどのような原理で食事プランを立てるべきだとお考えですか?
単にカロリーを制限するのではなく、身体の「代謝効率」を高めることが核心です。消化力や体質は人それぞれ異なるため、画一的なレシピに従うと、かえって気力が低下したり停滞期が早く来たりすることがあります。白鹿潭(ペルクダム)では、まず体内に蓄積した老廃物を取り除き、臓器が自らエネルギーを燃焼できる状態にする段階的なアプローチを推奨しています。
実は私も若い頃、流行のダイエット食を盲信して試したところ、気力が全くなくふらついた経験があります。知識はあっても、それを自分の体に適合させるための試行錯誤の時間が必要でした。
韓医学では、単に飢えることよりも「なぜ太りやすい体質になったのか」という根本的な原因を重視します。具体的には、以下の段階を経てアプローチします。
1. 痰飮(たんいん)の除去:体内に停滞した異常な老廃物である「痰飮」をまず取り除きます。これが蓄積していると、どんなに優れた食事制限をしても吸収がうまくいかず、むくみが生じやすくなります。
2. 脾虚(ひきょ)の改善:脾臓の機能が低下した状態を「脾虚」と呼びます。消化吸収能力が落ちると代謝が遅くなるため、消化器系を補強してエネルギー燃焼効率を高める必要があります。
3. 瘀血(おけつ)の解消:血行不良で停滞した「瘀血」を解消します。血流がスムーズに流れてこそ、栄養分が筋肉に行き渡り、脂肪燃焼が加速します。
4. 体質別・最適メニューの確立:以上の段階を経て整ったところで、ようやく患者様一人ひとりに適した食材の組み合わせを決定します。温かい性質の食品が合う方もいれば、淡白な食事が適している方もいらっしゃいます。
結論として、正解は「誰かが良いと言ったレシピ」ではなく、「今の自分の臓器が負担なく受け入れられる食事」を見つけることです。ご自身の身体の状態を正確に把握して始めることが、リバウンドを防ぐ最短ルートであると考えております。
医療者による確認