ダイエットのやる気が続かなくて、ついつい刺激になるような名言などを探してしまうのですが、院長はどのような方法をおすすめしますか?
刺激的な言葉で意欲を高めるのは、最初は効果があっても、体がついていかなければ結局すぐに疲れてしまいます。費用がかからないという利点はありますが、食欲や代謝といった根本的な問題を解決できないため、すぐに慣れて効果が薄れがちです。ですから、ただ意志の力だけに頼るのではなく、まずは自分の体の状態を細かく把握することをお勧めします。
私も以前ダイエットをしていた時、冷蔵庫に厳しい言葉をたくさん貼っていました。しかし、数日も経つとそれがただの背景のように見えてしまい、何の感情も湧かなくなってしまったのです。私と同じような試行錯誤をされた方なら共感していただけると思いますが、本当にお腹が空いてふらふらしてくると、どんな名言も耳に入らなくなります。
もちろん、刺激的な言葉が与える効果は確かです。お金をかけずに怠惰な心を引き締める「スイッチ」としては最高です。序盤に目標をしっかり立ててスピードを上げる時には、これ以上のものはありません。
ただ、意志だけを優先しすぎると、体が発する悲鳴を見逃しがちです。脳が空腹だと騒いでいるのに精神力だけで抑え込むと、ストレスホルモンが分泌され、結局はドカ食いの沼にハマってしまいます。失敗した時に訪れる自責の念が、次のダイエットをさらに困難にさせるという悪循環も招きます。
韓医学では、特に痩せにくく意志が折れやすい根本原因を、体内の老廃物である「痰飲(たんいん)」や、血流が滞った「瘀血(おけつ)」に求めます。特に、気力が落ちて消化器系の機能が弱まった「脾虚(ひきょ)」の状態では、どんなに良い言葉を見たとしても、エネルギーが生成されず、すぐに疲れ果ててしまうのは当然です。これは意志の欠如というより、体の効率が底をついた状態と見るべきでしょう。
ですから、私は状況に合わせて使い分けることをお勧めしています。まだ体力が十分で意欲に溢れているなら、刺激的な言葉は非常に良い起爆剤になるでしょう。しかし、毎回三日坊主で終わってしまい、体が鉛のように重いのであれば、ご自身の意志の力を責めないでください。そんな時は、まずご自身の代謝状態をチェックしてみてください。体が先に整ってこそ、心も完走する力を得られるのです。
医療者による確認