お酒はどうしてもやめられないのですが、コンビニで買えるダイエットおつまみの中で、先生のおすすめはありますか?
仕事帰りにコンビニの棚の前で迷ってしまうお気持ち、よく分かります。まずは、スモークチキンやゆで卵、豆腐麺といった高タンパクな商品をおすすめします。調理が手軽でカロリーを把握しやすいのが魅力ですね。ただし、加工食品に含まれる多量の塩分や添加物は、体内の巡りを妨げ「瘀血(おけつ)」の原因になることもあります。これらは痩せる食べ物というより、悪化を防ぐための「最善の防衛線」と考えて活用してください。
実は私自身も、診察が終わって帰路につく頃にはヘトヘトで、冷えたビール一杯の誘惑に負けそうになることが多々あります。コンビニで「これを食べても大丈夫かな」と悩んだ経験を活かし、韓医師の視点からいくつか提案させていただきます。
おすすめは、スモークチキン、ゆで卵、ナッツ類などです。タンパク質や良質な脂質が中心なので、血糖値を急激に上げにくいのが特徴です。栄養成分が明記されているため食事管理がしやすく、小分け包装のおかげで、夜食で一番怖い「無意識の食べ過ぎ」を防いでくれます。
一方で、注意点もあります。加工食品は保存性や味のために塩分が高くなりがちです。韓医学では、塩分の多い食事は「痰飲(たんいん:体内の老廃物が凝り固まったもの)」を生じさせると考えます。これがむくみや体の重さの主因となります。また、人工添加物は「脾虚(ひきょ:消化機能の低下)」を引き起こし、代謝を下げてしまう恐れがあります。
コンビニのダイエットおつまみは、痩せるための魔法の食べ物ではなく、ストレスによる「気滞(きたい:気の巡りの滞り)」を解消するための晩酌において、体への負担を最小限に抑える次善の策です。毎日頼るのではなく、どうしても我慢できない時の賢い選択肢として活用してみてください。
医療者による確認