先生、ダイエット中にどうしても外食をしなければならないのですが、メニュー選びがとても大変です。どんな料理が良いでしょうか?
しゃぶしゃぶや包みご飯(サンパッ)のように、素材がそのまま見えるメニューを選んでみてください。温かい性質の野菜をたっぷり摂ることで、消化機能が低下した「脾虚(ひきょ)」の状態を補い、ダイエットを助けてくれます。ただし、スープに含まれる過剰な塩分や、締めの麺・雑炊などの精製炭水化物は減量の敵ですので、控えめにしましょう。
私も白衣を脱いで仕事帰りの会食メニューを前にすると、頭が真っ白になることがよくあります。365日鶏むね肉だけで過ごすわけにはいきませんし、私自身「今日だけは」と自制心を失って後悔したことも一度や二度ではありません。
外食の際は、具材がはっきりとわかるしゃぶしゃぶや包みご飯をおすすめします。韓医学では、消化力が落ちた状態を「脾虚(ひきょ)」と呼びますが、脾(消化器系)が弱まると気力が落ち、体内に老廃物である「痰飲(たんいん)」が溜まりやすくなります。この時、温野菜とタンパク質を中心に摂ることで、胃腸の負担を減らし、気血の巡りをスムーズに整えることができます。
ただし、注意点もあります。スープに溶け出した多量の塩分は体をむくませ、巡りを妨げる「瘀血(おけつ)」の原因となります。また、サムジャン(味付け味噌)をたっぷりつける習慣も禁物です。何より「締めの炭水化物」として食べる麺やご飯類だけは、ぐっと堪えてください。
メニュー名よりも大切なのは、今のご自身の状態です。冷え性の方には温野菜が合いますが、熱がこもりやすい方にはむしろ生野菜が渇きを癒してくれます。
他人の勧めに盲目的に従うのではなく、その日の体調や体質に合わせて調節する習慣を身につけましょう。お一人で悩まず、ぜひ来院時にご相談ください。どのような外食メニューが合うか、一緒にじっくり考えていきましょう。
医療者による確認