ダイエット中にえごま油を摂るのが良いと聞きましたが、具体的にどうして役に立つのですか?
単に油を摂ればいいということではなく、「良質な脂質」で身体のスイッチを入れるという原理です。不飽和脂肪酸を摂取することでインスリン抵抗性が改善され、結果として脂肪燃焼効率が高まります。本来、身体はエネルギーが不足していると感じると、かえって脂肪を溜め込もうとしますが、質の良い脂質を補うことで脳が「十分なエネルギーがあるから、蓄積された脂肪を使っても大丈夫だ」と認識するようになります。
私も以前、闇雲に食事制限をしたことがありましたが、ひどい立ちくらみに襲われ、本当に効率の悪い方法だったと痛感しました。ただ飢えれば良いというものではないということです。
現代医学の視点では、えごま油に含まれるオメガ3が炎症を抑え、インスリン感受性を高めてくれます。血糖値が安定してこそ、体脂肪が燃えやすい身体になります。
これを韓医学的に解釈すると、「痰飮(たんいん)」と「瘀血(おけつ)」の観点から説明できます。痰飮は身体の中の老廃物を、瘀血は停滞した血液を指します。循環が滞ると身体が重くなり、むくみが取れませんが、良質な脂質が血液や津液(しんえき)の流れをスムーズにする「潤滑油」のような役割を果たしてくれます。
特に、消化力が弱く「脾虚(ひきょ)」、つまり脾臓の機能が低下している方は、気力がなく甘いものが欲しくなりがちです。こうした時に良質な脂質を適量摂取すると、エネルギーが補われ、食欲が自然と落ち着きます。
もちろん、どんなに良いものでも過剰に摂取すれば逆効果になります。体質や現在の身体状態によって適量は一人ひとり異なります。ご自身の身体に合った「賢い脂質の摂り方」について詳しく知りたい方は、ぜひお気軽に来院ください。一緒に最適な方法を考えていきましょう。
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