ダイエット中にパスタや麺類を食べると、なぜ特に太りやすいと感じるのでしょうか?
精製炭水化物が急速に吸収されるためです。小麦粉を摂取すると血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌されることで、余ったエネルギーが速やかに脂肪へと変わります。韓医学では、この状態が繰り返されると体内に老廃物が蓄積する「痰飮(たんいん)」の状態になりやすいと考えます。単なるカロリーの問題ではなく、代謝効率自体が低下していることが根本的な原因です。
私も麺類が大好きです。以前、食事制限をしていた時にパスタを前にして、しばらく迷った記憶があります。「今日くらいはいいよね」と食べた翌日、顔がパンパンにむくんだり、体がだるさを感じたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
医学的に説明すると、精製炭水化物は血糖値を急激に上昇させます。すると体はインスリンというホルモンを一度に大量に使い、消費しきれなかった糖分がそのまま脂肪として蓄積されます。特に外食のパスタは、クリームやオイルなどの高脂肪成分が加わることで消化速度が遅くなり、結果として血糖値が高い状態が長く維持されてしまいます。
韓医学では、このような身体状態を「痰飮(たんいん)」と呼びます。これは体内の津液(しんえき)が適切に巡らず、粘り気を持って凝集し、老廃物として蓄積した状態を指します。特に消化機能が弱い「脾虚(ひきょ:脾臓の機能低下)」の体質の方は、精製された小麦粉を頻繁に摂取することで、エネルギーとして活用されなかった「カス」が体中に溜まりやすくなります。
もし「なぜ私は少し食べただけで太るのだろう?」と感じるなら、それは量の問題ではなく、身体の「代謝スイッチ」がオフになっていると考えた方が良いでしょう。無理に食事制限をする前に、まずは停滞している老廃物を取り除き、消化機能を回復させることが先決です。今のご自身の身体がどのような状態にあるのか、一緒に見つめていきましょう。
医療者による確認