ダイエットをしているとよく「水太り」や「むくみ」という話が出ますが、正確にはどういう状態なのでしょうか?なぜ痩せるのを妨げるのですか?
体内の代謝産物が適切に排出されず蓄積した状態を指します。「老廃物の停滞 → 血行不良 → 代謝速度の低下」という悪循環に陥るためです。西洋医学ではリンパ循環の低下や炎症反応と考えますが、韓医学ではこれを「痰飮(たんいん)」と呼びます。体内に「悪いカス」が残り、本来燃焼させるべき体脂肪へのアプローチを阻んでいる状態と言えます。
私も以前、無理に食事制限をしたことがありますが、体重は減らずに体だけがパンパンにむくんで、ふらついた経験があります。多くの方はこれを「根気や意志」の問題だと考えがちですが、実際には体内の「通り道」が塞がっていることが原因である場合が非常に多いです。
まずそのメカニズムを説明します。私たちの体は、エネルギーを消費した後に残った老廃物を排出する必要があります。しかし、このプロセスがスムーズにいかないと、細胞の間に液体や老廃物が溜まります。これが深刻になると血行を妨げ、結果として脂肪燃焼に必要な酸素や栄養素が適切に届かなくなり、ダイエットの効率が著しく低下してしまいます。
韓医学ではこのような状態を「痰飮(たんいん)」あるいは「瘀血(おけつ)」と呼びます。痰飮は体液が適切に循環できずして生じた「粘り気のある老廃物」であり、瘀血は停滞した「死んだ血(血行不全)」を意味します。特に「脾虚(ひきょ)」、つまり脾臓の機能が弱まると、水分代謝能力が低下し、こうした老廃物がより蓄積しやすくなります。
結局、「水太り」というのは単に水が溜まっているのではなく、身体の代謝システムが停滞しているというサインなのです。そのため、ただ食事量を減らすことよりも、まずは塞がっている通り道をひらくプロセスが必要です。ご自身の体のどこが滞っているのかを正確に把握されることをおすすめします。
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