基礎・原因の理解
Q. インボディのような体脂肪率測定器は正確に何を測っていて、なぜダイエットの際に重要なのですか?
A.
体脂肪率は、体重全体に占める脂肪の割合を示す指標です。体重の数字だけを見るのではなく、筋肉・水分・脂肪がどのように分布しているかを把握するのに役立ちます。なぜこれを見る必要があるかというと、体質によって脂肪のつき方が異なるからです。脂肪が多い状態で無理に断食すると、筋肉だけが落ちてしまうことがよくあります。実際の診療でもそのような方を多く見かけます。今の自分の体がどんな材料でできているかを知ることで、どこから対策を始めるべきか道筋が見えてきます。
📝 詳細回答
私もかつて運動さえすればいいと思い込んで無理に走り続け、筋肉が減って脂肪だけが残った経験があります。ふらふらになりました。そのような無駄な努力をした身として言えるのは、数字に表れる「体重」よりも「組成」の方がはるかに重要だということです。医学的には、私達の体は水分・タンパク質・脂肪で構成されています。体脂肪率測定器は微弱な電流を流して体内の抵抗値を測定します。脂肪は電流を通しにくく、筋肉は通しやすいという原理を利用しています。韓方医学ではこれをさらに立体的に捉えます。脂肪が多いといってもすべて同じ状態ではありません。老廃物がたまって気血の巡りを妨げる痰飲(たんいん)が多い体質なのか、血流が滞って生じた瘀血(おけつ)で浮腫みがひどい状態なのかを区別する必要があります。特に消化吸収が低下した脾虚(ひきょ、脾臓機能の弱り)の状態では、どれだけ少食にしてもエネルギーが脂肪として蓄積されやすいです。自分の体の組成を正確に把握して初めて、「ただの断食」ではなく「自分の体に合った引き算」ができるようになります。今の自分の体の状態をきちんと理解してから始めることが、最も早い道です。一緒に考えて、自分に合った方向性を見つけましょう。
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専門家監修
崔然昇
代表院長
最終レビュー 2026.05.12
