基礎・原因の理解
Q. 1日に消費するカロリーとは正確に何のことですか?また、それがダイエットの成否を分けるのはなぜでしょうか?
A.
1日に消費するカロリーとは、体が生命を維持し、活動するために必要なエネルギーの総量のことです。「基礎代謝量(生存エネルギー)」+「活動代謝量(身体活動)」+「食事誘発性熱産生」の3つの合計値を指します。単に食事量を減らすだけでは、体はそれを危機と判断して代謝量自体を下げてしまいます。その状態で元の食事量に戻すと、すぐにリバウンドしやすい体質になるため、最終的には「いかに効率よく燃やすか」が成功の鍵となります。
📝 詳細回答
私も以前、意気込んで無理な断食をしたことがありました。最初は順調に体重が落ちましたが、ある時突然停滞期が訪れ、その後は少し食べただけで太るという、心身ともに疲弊する経験をしました。
現代医学の視点では、摂取量よりも消費量が多い状態でこそ脂肪が燃焼されます。しかし、無理な絶食は基礎代謝量を急激に低下させ、体が「エネルギー節約モード」に入ります。これが一般的に言われる「停滞期」の正体です。
韓医学(伝統韓方医学)では、これを単なる数値の問題ではなく、「気(き)」の流れとして捉えます。特に「脾虚(ひきょ)」、つまり消化器機能が弱まると、食物をエネルギーに変換する効率が著しく低下します。燃料はあってもエンジンが空回りしている状態です。
このような状態になると、体内に「痰飮(たんいん:老廃物が凝集したもの)」や「瘀血(おけつ:停滞した血液)」が蓄積しやすくなります。これらの老廃物が代謝の経路を塞いでいると、たとえ少食であっても消費量は増えず、体だけが重く感じられます。
ダイエットの核心は、単に食べる量を減らすことではなく、体内の「代謝スイッチ」を再び入れることにあります。脾の機能を回復させてエネルギー効率を引き上げることで、リバウンドのない健康的な減量が可能になります。まずは現在のあなたの代謝状態がどうなっているのか、一緒に詳しく見ていきましょう。
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専門家監修
崔然昇
代表院長
最終レビュー 2026.05.12
