ダイエットのためにスタバで低カロリー飲料ばかり飲んでいるのですが、韓医院ではこのような食事制限についてどう考えますか?
単にカロリーを削るのではなく、体内の「代謝効率」がどのように機能しているかを確認することが重要です。低カロリー飲料で数字上の摂取量は減らせても、気力が極端に低下すると、かえって食欲が増進しやすくなります。これは体がエネルギー不足を知らせる信号です。不足している気を補いながら老廃物を排出するアプローチこそが、リバウンドのない健康的な管理に繋がります。
実は私自身も、かつて意欲だけが先走り、鶏胸肉とアメリカーノだけで済ませていた時期がありました。ひどい目まいに襲われ、集中力も著しく低下し、「このやり方では絶対に無理だ」と身をもって痛感しました。ですので、患者様が今感じていらっしゃるお気持ちは本当によく分かります。
韓医学では、単純なカロリー制限よりも「気血(きけつ)の流れ」と「消化器の状態」をより重視します。無理に食事を抜いたり、低カロリー飲料で代用したりすると、「脾虚(ひきょ)」、つまり脾臓の機能が低下した状態になりやすいためです。脾機能が弱まると栄養吸収が適切に行われず、結果として体はより強い甘味を求めるようになります。
そこで、私は次のような段階的なアプローチをお勧めしています。
まず、常にお腹が張っていたり、冷えていたりしないか、消化状態を確認してください。「痰飲(たんいん)」などの体内に停滞した老廃物が代謝を遅らせている可能性が高いためです。次に、「ただ落とす」という考えではなく、ご自身の体に合った「補法(ほほう)」を用いて、基礎代謝量を維持するための気力をまず作り出します。ここに血行を妨げる悪い血である「瘀血(おけつ)」を解消すれば、体の隅々までエネルギーが行き渡ります。最後に、低カロリー飲料ではなく、体に本当に必要な栄養素を満たす食事へとゆっくり切り替えていきましょう。
ダイエットの核心は、体に「飢餓状態である」と感じさせないことです。ご自身の体質がどのようなもので、今どこに滞りがあるのか、一緒に見極めていきましょう。
医療者による確認