冷凍の鶏むね肉を茹でて食べるなど、食事管理を徹底しているのになぜ痩せないのでしょうか?ダイエットのやり方が間違っているのでしょうか?
冷凍鶏むね肉まで取り入れるその努力は素晴らしいですが、食事だけに固執しても痩せないのには理由があります。消化力が低下した状態で特定の食品ばかりを摂取すると、栄養がエネルギーとして燃焼されず、老廃物へと変わりやすくなります。この老廃物が「気血(きけつ)」の巡りを妨げ、体脂肪が落ちにくい抵抗性を作ってしまうのです。結局のところ、「何を食べるか」よりも、自分の体の「処理能力」を高めることの方が遥かに重要です。
ダイエットのために鶏むね肉を茹でるなど、大変な努力をされていますね。私も以前、意欲だけが先走って箱買いして食べていたことがありますが、体重は減らずにお腹が張ってフラフラした経験があります。その時、単にカロリーを抑えてタンパク質を摂れば良いというわけではないことに気づきました。
韓医学(東洋医学)では、このような状態を「脾虚(ひきょ)」と呼びます。消化と栄養の運搬を司る「脾(ひ)」の機能が弱まっている状態です。脾の機能が低下していると、いくら良質なタンパク質を摂ってもエネルギーとして活用されません。代わりに、体のあちこちに「痰飲(たんいん)」という未消化物(老廃物)が蓄積してしまいます。この痰飲が体を重くし、代謝の流れを停滞させる原因となります。
特に30代半ばを過ぎると、血流が滞ることで生じる「瘀血(おけつ)」も厄介な問題です。老廃物が排出されず溜まったままでは、せっかくの食事管理も数字には現れません。エンジンの内部が汚れで詰まっているのに、高級なガソリンを入れても車はスムーズに走りませんよね?体もそれと同じです。
ですので、私は「いかに食べるか」よりも、まずは「いかに適切に排出し、燃焼させるか」を考えるようアドバイスしています。自分の消化力や排出機能が今どのような状態にあるのかを確認するのが先決です。がむしゃらに食事制限にすがる前に、なぜ体が栄養をうまく燃やせないのか、その根本的な原因を突き止めることが大切です。
医療者による確認