女性の体脂肪率28%というのは、具体的にどういう状態なのでしょうか?他の人よりも痩せにくい気がして理由が気になります。
体脂肪率28%は健康上の標準範囲内ではありますが、実はダイエットの効率が著しく低下し始める境界線でもあります。体脂肪の割合が増えると、筋肉によるエネルギー消費が減り、インスリン抵抗性の影響も加わって、体が脂肪を蓄えやすいモードに固定されてしまいます。韓医学(東洋医学)では、これを気血の巡りが滞り「痰飲(たんいん)」という老廃物が蓄積した状態と診断します。結果として、食べる量を減らしても痩せにくい「燃費の悪い体質」になってしまうのです。
私自身もかつて忙しさを理由に運動を怠り、食事を疎かにしていた時期、体重は変わらないのに体脂肪率だけが急上昇して戸惑った経験があります。体は重く、ダイエットの効率もどん底で、かなり苦労しました。その経験から、なぜそのような状態になるのかがよく分かります。
体脂肪率28%は、体内の「燃費効率」が急激に低下したという赤信号です。本来なら筋肉がエネルギーを活発に消費すべきですが、脂肪が増えるとホルモンであるインスリンが本来の働きをできなくなります。その結果、消費すべきエネルギーをどんどん体脂肪として蓄えようとする体質に変わってしまうのです。
韓医学では、こうした現象を「脾虚(ひきょ)」と「痰飲(たんいん)」の観点から捉えます。消化機能の気が弱まった「脾虚」の状態になると、摂取した食べ物をエネルギーに変えられず、体内に不要なカスを残してしまいます。この老廃物が体のあちこちに停滞した毒素が「痰飲」です。痰飲が蓄積すると気血の巡りが妨げられ、むくみが生じ、脂肪燃焼がさらに遅れるという悪循環に陥ります。
もし普段から生理痛がひどかったり、手足が特に冷えたりしませんか?その場合、「瘀血(おけつ)」、つまり血行不良による血液の滞りが巡りを邪魔している可能性が高いです。むやみに食事制限をしても痩せない理由はここにあります。今のあなたに必要なのは、体内に停滞した老廃物を排出し、代謝のスイッチを入れ直す作業です。一人で悩まず、まずはご自身の体内の巡り(気血)の状態を詳しくチェックしてみることをお勧めします。
医療者による確認