先生、「ダイエット禁止日」って具体的にどういうことですか?なぜその日は痩せないのでしょうか?
簡単に言うと、体内のホルモンバランスや生体リズムによって、脂肪を燃焼させることよりも「維持」や「蓄積」が優先される時期のことです。主に生理前後や激しいストレスを感じている時など、ホルモンの変動が激しい時に起こります。ホルモンの変化が水分の停滞や食欲増加を招き、結果として代謝効率を低下させます。この時期に無理な食事制限を行うと、体が「非常事態」と認識し、かえって痩せにくい体質になる恐れがあります。
実は私も以前ダイエットを研究していた際、多くの試行錯誤を経験しました。単に摂取量を減らせば痩せると考えがちですが、人間の体はそれほど単純ではありません。ふらつきながら無理に耐え、最終的にリバウンドや心身の不調を招いた経験は誰にでもあるはずです。
医学的に見ると、プロゲステロンなどのホルモン変化により、体が水分を溜め込もうとする性質が強まります。そのため、体重計の数値が上がり、体が重く感じられます。これを韓医学(伝統韓方医学)では「痰飮(たんいん)」と考えます。老廃物が適切に排出されず、どろどろとした状態で停滞し、体内の循環を妨げている状態です。
さらにストレスが重なると、気の流れが滞る「気滞(きたい)」という現象が現れます。すると、消化機能が低下する「脾虚(ひきょ)」の状態に陥りやすくなります。栄養はうまく吸収されないのに体だけがむくむため、患者様は「なぜ自分だけ痩せないのか」と不安に感じられるものです。
「禁止日」とは、絶対に痩せない日ということではなく、体が自分を守るために一時的に「停止ボタン」を押した状態だと理解してください。この時期に無理に追い込むのではなく、停滞した痰飮を取り除き、気血の循環を整えるケアを併行することで、次なる減量段階へと自然に移行することができるようになります。
医療者による確認