体脂肪率計算サイトで出てくる数値は正確には何を表しているのですか?また、なぜ体重よりも重要だと言われるのでしょうか?
体脂肪率とは、体重全体のうち「脂肪」が占める割合のことです。筋肉と脂肪は重さが同じでも体積が大きく異なるため、同じ60kgでも体脂肪率が低ければ引き締まって見え、高ければ太って見えます。ダイエットの本質は単に体重を減らすことではなく、体内の不要な脂肪を落とすことにあります。韓医学では、これを気血の巡りと代謝機能が正常化する回復過程と捉えています。
私自身も、かつては体重計の100g単位の変化に一喜一憂し、苦労した経験があります。朝晩で変わる数字を見ていると、気が遠くなることもありますよね。しかし、私たちが本当に注目すべき指標は別にあります。それが「体脂肪率」です。
脂肪は本来、エネルギーを蓄える倉庫の役割を果たしますが、過剰に蓄積されると炎症を引き起こし、インスリン抵抗性を高めてしまいます。その結果、「代謝の低下が脂肪の蓄積を招き、それがさらなるホルモンバランスの乱れを引き起こす」という悪循環が始まります。韓医学では、こうした現象を「脾虚(ひきょ)」と結びつけて説明します。消化と代謝を司る「脾(ひ)」の機能が弱まることで、栄養分がエネルギーとして使われず、老廃物として残ってしまうのです。
この老廃物が体内で固まると「痰飲(たんいん)」となり、血流まで妨げると「瘀血(おけつ)」という血液が滞った状態を作ります。つまり、高い体脂肪率は、体内のゴミ処理場である代謝システムが故障しているという警告灯なのです。単に食事制限をするだけでは解決しない理由がここにあります。
当院(ペンノクタム)では、むやみに断食して大切な筋肉を削るようなことはしません。脾虚を補い、痰飲を取り除くことで、体が自然と脂肪を燃焼できる環境を整えることに注力します。今の数字に落ち込むこともあるかと思いますが、それは体が送っている切実なSOSサインです。数字に縛られるのではなく、体の機能を呼び起こすことに目を向けてみてください。診察室でより詳しくお話ししましょう。
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