ダイエット中にプロテイン(タンパク質サプリメント)は必ず飲んだほうがいいのでしょうか?韓方医学的な視点からの考え方を教えてください。
むやみに摂取する前に、まずはご自身の「消化力」を確認することが重要です。タンパク質が筋肉に良いことは間違いありませんが、消化機能が弱い方が無理に摂取すると、体が重く感じたり、むくみが出たりすることがあります。そのため、診療ではまず患者様の体質を見極め、適切なタンパク質の量と種類を個別に合わせてご提案しています。
私自身も、かつて運動に励もうとサプリメントを大量に摂取したところ、胃もたれして数日間苦しんだ経験があります。その時に気づいたのは、良い成分だからといって盲目的に取り入れるのではなく、「自分の体がそれを吸収できる準備ができているか」を先に考えるべきだということです。
1. 消化機能の確認:韓方医学では、まず「脾虚(ひきょ)」、つまり脾臓の機能が低下していないかを確認します。消化力が落ちた状態で高タンパクなサプリメントを摂取すると、胃腸に負担がかかり、それが体内に毒素として蓄積される原因となります。
2. 痰飲(たんいん)のチェック:代謝能力が低下している状態でタンパク質を過剰に摂取すると、体内に老廃物である「痰飲(痰飲)」が溜まりやすくなります。その結果、体がだるくなったり、ふらつきを感じたりする方が多くいらっしゃいます。
3. 瘀血(おけつ)の解消と循環の改善:タンパク質を効率よく筋肉に届けるには、血行が良好である必要があります。滞った血液である「瘀血(瘀血)」をまず取り除き、栄養素が全身にスムーズに運ばれるルートを確保することで、初めてサプリメントの効果が最大限に発揮されます。
4. 自然食を優先し、サプリメントは補助的に:まずは大豆や豆腐、魚などの自然な食材からタンパク質を補ってください。それでも不足する場合にのみ、サプリメントを補助的に活用することをお勧めします。
消化状態や気力によって、最適なタンパク質摂取戦略は一人ひとり異なります。現在の消化器官がこの栄養素を十分に処理できる状態にあるかを専門的に見極めた上で決定することが、最も安全で効果的な方法です。
医療者による確認